石垣 絢子  Ayako Ishigaki

作曲家・ピアニスト。札幌市出身。4歳からピアノ、6歳から作曲を始める。幼少期よりオリジナル曲の演奏でTV番組に数回出演。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修了。ピアノを奥山優香、中山ヒサ子、田代慎之介、丸山滋、作曲を若林千春、土田英介、浦田健次郎、尾高惇忠、伴奏法を故・田中千香士、ドイツ歌曲伴奏を高折續の各氏に師事。
2008年奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門中田喜直賞の部優秀賞、2024年作曲部門第二位。札幌市民芸術祭に於いて2018年新人音楽会大賞、2021年、23年札幌市民劇場奨励賞を受賞。 
2014年ベケット戯曲ミハロヴィチ作曲オペラ「クラップ」(日本初演)音楽監督。編曲を担当したプロコフィエフ「冬のかがり火」ピアノソロ楽譜がK Productionsから発売。2015年より個展シリーズ「言葉と音楽」始動、東京と札幌で不定期に開催し朗読・声楽・ピアノの編成による新曲の発表を続けている。2018年札幌コンサートホールkitara小ホール「コール・クク 30周年演奏会」で委嘱作品(合唱)を自身のピアノ伴奏により初演。2019年石垣島ではNPOうみもりそら主催こども聴覚WS「音を描こう 物語を奏でよう」の企画発案と講師を務める。福島で行われた山形交響楽団&歌手・加藤登紀子のスペシャルコンサートでは「栄冠は君に輝く」「モスラの歌」など古関裕而作品の編曲を担当。実相寺昭雄研究会主催「実相寺昭雄メモリアル・コンサート」では作編曲、ピアノ演奏のほか企画立ち上げから携わり、第2回の2020年には俳優・寺田農と共演を果たした。翌2021年には寺田氏と再共演し《〜朗読とピアノのための〜小熊秀雄童話「焼かれた魚」》を初演、好評を博した。2022年東京・春・音楽祭For Kids子どものための絵本と音楽の会「クマとこぐまのコンサート」作編曲を担当。
全国のプロオーケストラや吹奏楽団からの編曲依頼や合唱団、演奏家への新作委嘱、後進の指導にも積極的にあたっている。

ライブラリアンとしてはサイトウ・キネン・オーケストラ、小澤征爾音楽塾のアシスタントを経て現在はアフィニス文化財団、東京・春・音楽祭(リッカルド・ムーティ指揮公演等)、バッハ・コレギウム・ジャパンのライブラリアンを務める。